長崎スタジアムシティ「令和7年度優良消防用設備等消防庁長官表彰」受賞

長崎スタジアムシティは、「令和7年度優良消防用設備等消防庁長官表彰」を受賞したことをお知らせいたします。
本表彰は、消防行政に功労のあった者や他の模範となる優れた消防用設備等を表彰しているもので、サッカースタジアムが付帯する施設としては日本で初めての受賞となります。

当施設は、サッカースタジアム、アリーナ、ホテル、商業施設、オフィスからなる複合施設です。
この大規模複合施設において、全ての棟が連動して適切に火災を監視・発報・誘導できる防災の仕組みが、モデルケースとして評価されました。

【受賞内容】
・多段階鳴動システムによる段階的かつ適切な避難誘導
施設内の各防火区画に対してブロック分けを行い、火災発生時、火災が発生した棟やフロア、およびその直上階など危険度の高いエリアから段階的に警報や非常放送を鳴動させる仕組みを導入。一斉避難、局所集中による混乱や混雑を抑制し、安全かつスムーズな避難を可能にします。

・デジタルサイネージの活用による視覚的な避難経路投影
施設内のあらゆる場所に設置されたデジタルサイネージを、火災発生時に避難経路の案内や緊急情報を投影する装置として活用。

・監視カメラ活用による臨機応変な状況判断
中央監視室において、施設内の多数の監視カメラ映像をリアルタイムで一元管理。火災発生時、担当者が現場映像を確認しながら、避難状況や群衆の動きを把握し、多段階鳴動システムや放送内容を臨機応変に切り替える誘導判断を可能にしています。

参考：「令和7年度消防設備関係功労者等に係る消防庁長官表彰」総務省報道資料
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/250925_yobou_1.pdf